国の天然記念物
比婆山は神の宿る山として昔から大切にされており、頂上部から山腹一帯、約23haの区域にブナ林が茂り純林を作っている。ブナ林は日本海型と太平洋型とに大別されているが、中国山地西部のブナ林は両者の要素を兼ね備えた遷移的な性格を持つ。わが国のブナ林の南限として注目せられ、その最大のものは胸高周囲3.7m(県下第1位)に達する。