本社叢は中国地方内陸部を代表する常緑広葉樹のシラカシのほぼ純林ともいえるもので、その外形はほぼ半球状を呈し、周辺の一部にはマント群落がよく発達している。社叢内部に発達するコケ類は50数種に上り、社殿周辺の広場および巾2~3mの環状道路に発達するコケ群落は、人為的に発生したものとはいえ実に見事なものである。